- 2010-10-06 (水) 1:53
- ウーパールーパーの底床
チナンパというのはメキシコで行われている伝統農法、
ウーパールーパーの故郷ソチミルコ湖で行われています。

周辺の歴史地区とともにこのチナンパのある風景は
ユネスコ世界文化遺産にも登録されています。
チナンパを至極簡単に説明してしまうと、
湖面に背の高い植物をうず高く重ねて浮かべて、
その上に湖底の泥を重ねて浮畑を作り、多様な植物を栽培します。
水面で栽培をすることで絶えず水を供給できて
栽培地となる畑の泥も新たに重ねていくことで
栄養豊富な土壌を維持でき、安定した収穫量が確保できます。
メキシコ南部の水郷地帯には湖が幾つもありますが
塩湖の湖など条件の合わない湖もあり、
このソチミルコ湖やテスココ湖で最も盛んとなりました。
争いが絶えず、治める人種も移り行くメキシコの歴史においても
この農法は変わることなく現代でも行われています。

「で、その農法がウパとどう関係あるの?」ですよね^^
少しづつ近づくのでもう少しお待ちください..
チナンパ農法に必要な要素はいくつもありますが
何よりも栄養豊富な湖底の泥が必要になります。
多種多様な植物を育てられる土壌、
主食のトウモロコシだけではなく、インゲン、
カボチャ、ピーマン、トマト、タバコ、草花類まで…
まさに何でも栽培できる万能の農地なワケです。
現代の最適な化学肥料の使用と比較しても収穫量は1.5倍となり
一般的な農法と比較すると2~3倍にもなる収穫量を叩きだす泥。
ソチミルコの湖底にはそんな泥が大量に堆積していて
紀元前から今に至るまで枯れることがありません。
このソチミルコ(ショチミルコ)という地名も
ナワトル語では「畑と花の場所」という意味で、
この地名が付いた時には既にこう呼ばせるだけの
見事な農耕地帯だったのでしょう。
標高1000mをゆうに超えるメキシコ高原は
高地乾燥地帯と湿地帯が混在する厳しい地域にも関わらず
5世紀の時点で20万人の人口を擁していたテオティワカンなど、
この農法が周辺の数々の文明を支えていたとも言えます。
畑が浮かんでいて気になるのは
自然に流れてしまうのではないか…ということ。
対策として行われていたのは驚くことに
浮畑の上に柳の木を植えるといった方法。
次第に根を張り底面に固定されるのを待つ..。
実にのんびりとした固定方法です^^;
そもそも植物と泥で作った畑ですから
流れや満ち引きなどの水の動きが激しいと壊れてしまいますもんね..

そんなソチミルコ湖で生息するウーパールーパーさん。
(やっとこさウパに繋がった^^)
この子達は底棲生物なのでこの豊かな泥床環境で育ち、
チナンパが流されないようなあるか無いかの穏やかな水流で
柳の木の根が届く程度の水深で生きてきたということです。
今では人口増加と開発によって奪われたこの環境ですが
ウパに「あれ、この感じどこか懐かしいかも」と言わせられる様に、
飼育水槽の環境にも近づけてあげたいですね^^
参考・出典
・ソチミルコ(wikipedia)
・植物工場の可能性 アステカ文明の驚異のチナンパ農法に学ぶ
・メキシコ歴史紀行 コンキスタ・征服の十字架
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Comments:10
- くろまるこ 10-10-06 (水) 12:55
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真ん中の子、あくびですか?かわいいですね!!
我が家の水槽でもあくびの時間が始まりました。野生のウーパールーパーの環境からすると、
キレイすぎる水質はいかがなものか?と
考えてしまいます…。 - syogun 10-10-06 (水) 13:20
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くろさん、そうです!あくびです(^▽^ノ
遅ればせながらやっとこさ撮影に成功しました!
MAX開いてから閉じかけなので金さんほどの豪快さはありませんです..
他も数枚撮影できましたがブレてないのはまだ希少です。。
前におっしゃってた”直前の気配”なんとなく分かってきました^^!
中を見るための水槽なので汚すぎるのも困りますが、
仰る通りキレイすぎる水は良くないのは調べていても感じました。
メキシコの水族館らしき水槽で鰓がフサフサしてるウパがいたのですが、
濁っていてとてもキレイとはいえない環境で、すごく活き活きとしてました^^
良い水槽は生物ろ過がバッチリで水がクリアになるのでその”キレイ”ならアリかもですね! - クラズミウマ 10-10-06 (水) 14:39
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おお~、大いなるチナンパ農法!
私のやっているAOE3というゲームでも出てきます。
こんなに効率のいい農業だったんですね。そういう場所で生きてきたいきものなら、日本で言うとイモリやアマガエルのように本当に身近ないきものだったのでしょうね。
- HAL 10-10-06 (水) 19:27
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生息地の環境を水槽で再現するとなると栄養豊富な泥を敷かないといけないわけですね。
三枚目のちびっ子ウパは大きい子にかじられたりしません?
尾っぽによじ登ろうとしてる姿は可愛い。 - ウパ達ルパ宗 10-10-06 (水) 23:07
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御無沙汰しております。忙しかったもので…
最近は汚すぎずきれいすぎずをモットーにやっていたのでタイムリーな記事をありがとうございます(笑)
親水槽は理想にちかずいてきてますね。底面フィルターあなどりがしっ!
- Tosh@99H 10-10-07 (木) 0:36
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植物がよく育つと言う事は、硝酸塩や有機性窒素化合物の多い土壌なんでしょうね。バクテリアによる硝化と還元が活発に行われている証拠でしょう。ソチミル辺りは寒暖の差が少ないようですから、ターンオーバーも起りにくく水質も安定してると思います。
そんな居心地の良い水環境だから、ウパは陸に上がらずに水中に留まったのかもしれませんね。
- syogun 10-10-07 (木) 21:19
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クラズミウマさん、どうもです^^
チナンパがゲームに登場するとは!!すごいっ
重機使えないのが残念ですが効率はかなり優れた農法ですよね!
身近な生き物、まさにそうですね、食用でもあったので
ずっと生活に寄り添ってきた生き物なんですよね、
そう考えると絶滅危惧というのが何だかズシっときます…。 - syogun 10-10-07 (木) 21:30
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HALさん、どもですw
水槽内に泥を敷くと中が見えなうなっちゃうから難しいかも^^
でも中が見えなくてもいいなら水量の稼げるプラ船とか池とかアリかも♪
三枚目のちびっ子は成長が鈍くて浮いてしまってたウパなんです。
(乗っかられてる大きいウパと同じ頃の生まれです^^)
幸いこの水槽のウパは混泳でもかじったり嫌がる素振りもないです^^ - syogun 10-10-07 (木) 21:36
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ウパ達ルパ宗さん、どもどもw
安定した生物ろ過が走ってる水槽は素晴らしいです^^
単に汚いというよりも水が活き始める感じでしょうか、
理想に近づいているとは羨ましいです^^頑張ってください♪ - syogun 10-10-07 (木) 22:10
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Tosh@99Hさん、どうもありがとうございます!
チナンパを調べてる際に一度農業や農法に寄り過ぎてしまってたのですが(笑
まさにバクテリアの活発な活動や寒暖の差など挙げてました…。
想定されたとしても既にご存知だったとしても..凄過ぎですm(_ _;)m
(あぁ、稚拙な記事内容がお恥ずかしいっす。。)
ネオテニーの原因が“居心地が良かったから”だったら素敵ですね~^^
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