ウーパールーパーの呼び方・呼ばれ方
- date :2010.10.21
- writer :syogun
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当サイトは「ウーパールーパー」という名前を掲げていているので
稀に「正しい名前では無いんですよ」というご指摘をいただきます。
その際には、日本語が読める方を前提にしているので
日本で最も普及している名前として使わせていただいています。
と、ご説明させていただいていまして…
そうご指摘していただける方は
他の呼ばれ方や正しい名前もご存知なのでいいのですが、
たまーに「…?」となってしまいます。
「正しい名前はアホロートルのネオテニー」や
「アルビノのウーパールーパーはリューシスティックといいます」などです。
雰囲気は察する事ができるのですが
微妙に苦い顔をしてしまいたくなります。
ただ清々しく言いきっていらっしゃるので
(実はこちらが間違えているのでは…)と不安になります。
単なる呼ばれ方であればアレやソレでもいいので
合っている間違えてるに深い意味は無いのかもしれませんが
そもそも私自身の認識が正しいのか確認する意味でリストアップしました。
深くご存知の方がいらっしゃいましたら色々とご指摘くださいm(_ _)m
ウーパールーパー
俗称、通称名、流通名、一部商標名。
日本だけで通じると思いきや海外でも
「日本ではこう呼ばれてます」的に紹介されています。
その際には wooper looper と表記。
アホロートル
近種27種のうち幼形成熟した個体の総称
中でも代表的であるメキシコサラマンダーを指す事が多い。
メキシコサラマンダー
日本国内で通じる和名
アホロートルとは異なりこちらは固有の名前。
メキシコサンショウウオ
サラマンダーの部分を親しみやすく(?)サンショウウオに、
実はサンショウウオ目でもあるけどイモリ亜目という微妙な立ち位置。
国内の水族館数か所ではこちらの表記を採用。
Ambystoma mexicanum
学名(属名Ambystoma+種小名mexicanum)、
学名は規約により1つの種に対し有効な1つのみ。
ネオテニー(neoteny)
幼形成熟する個体の総称、両生類以外にもいます。アンビストマ(Ambystoma)
属名、ギリシャ語でコップ状(ambyx)の口(stoma)の事ajolote
現地での一般的な呼ばれ方Water Monster
ウォーターモンスター、水の怪物
たまにこんな俗称で呼ばれることもあります。
Mexican walking fish
メキシコの水中に棲み手足のついた歩く魚。
もちろん魚じゃないですがこんな呼ばれ方もします。
リューシスティック(Leucistic)
固有名ではなく色の名前、白変種(はくへんしゅ)
アルビノ(色素欠乏)とは異なります。
ウッパちゃん
日本淡水開発さんから販売されている人口餌
シレノドン・ピシフォルミス(sirenodon pisciformis)
永久に変態しない種類と思われていた頃に
パリ植物園で呼ばれていた呼び名。
axolotl
英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語 他
Ambystoma mexicanum
学名のまま ポルトガル語(ポルトガルやブラジル) 他
Аксолотль
ロシア語
美西螈
中国語、アメリカが美国、螈はイモリなどの意味なので
美国の西(?)メキシコのイモリという意味…かなぁ。
아홀로틀
ハングル、音読みでアホロトゥル
اکسولوتل
ペルシア語、イランを中心とする中東地域
אקסולוטל מקסיקני
ヘブライ語 (右から読みます←)
ちなみにこの海外の呼ばれ方でgoogle先生で尋ねると
「ウーパールーパー」や「アホロートル」とは違った雰囲気の
ページや画像に会える事があります^^お暇な時にぜひ。
ちなみに約2年前に計測したgoogle検索結果数と
先ほど検索してみた結果を比較してみました。
- 「メキシコサラマンダー」の検索結果 85,100件(+67,100)
- 「アホロートル」の検索結果 25,600件(-12,000)
- 「ウーパールーパー」の検索結果 215,000件(-90,000)
(2008年9月→2010年10月、約/件)
メキシコサラマンダー以外は軒並みダウン、
幾度のgoogleダンスで淘汰されてしまったようです。
ただ数だけだとやっぱりウーパールーパーが桁違いですね^^