テトラクールタワーCR-3について
- date :2009.07.02
- writer :syogun
- pv :16443
テトラクーラーのラインナップに
2009年から加わったテトラクールタワーCR-3、
去年までのクールボックスCX-60、CX-30のCXとはどう違うのか。
ウーパールーパーの生命線である夏対策に強い味方!
今回はテトラのクーラーを掘り下げてみます。
まずはスペック比較(下記)をご参照くだされ。
品名 | クールボックス CX-30 |
クールボックス CX-60 |
クールタワー CR-3 |
|
---|---|---|---|---|
本体寸法 | 幅 | 180mm | 350mm | 125mm |
高さ | 246mm | 265mm | 416mm | |
奥行 | 267mm | 280mm | 168mm | |
定格電圧 | 100V | 100V | 100V | |
定格周波数 | 50/60Hz | 50/60Hz(共用) | 50/60Hz(共用) | |
定格消費電力 | 70/70W | 140/140W | 175/175W | |
適合水槽 | 20~41cm | 30~60cm | 30~60cm | |
水量 | 20L以下 | 60L以下 | 60L以下 | |
淡水・海水用 | 両用 | 両用 | 両用 | |
適合循環水量 | 約50~300L/時 | 約100~600L/時 | 約50~750L/時 | |
内臓サーモスタット | 約25℃ ・25℃でON、 ・25℃未満でOFF |
約25℃ ・25℃でON、 ・25℃未満でOFF |
約25℃ ・25℃でON、 ・25℃未満でOFF |
|
適合ホース口径 | 内径で8mm | 内径8mm | 内径12mm | |
ホース(内径8mm) | 60cm | 1m | 1m | |
ホース(内径12mm) | なし | 10cm | 10cm | |
断熱シート | 1枚 | 1枚 | 1枚 | |
異径ジョイント (内径8mm⇔12mm) |
なし | 2個 | 2個 | |
ホースクリップ | 2個 | 2個 | 2個 |
まずはサイズ(本体寸法)が一番の特徴。
ドカッと大きいクールボックスCX-60に比べ、
クールタワーは面積が狭くて設置できる。
夏の間だけとはいえ設置場所はコンパクトに抑えたいもの。
この狭さで設置できるメリットはやはり大きい。
(図:上の□は高さと幅、下は奥行きを表したもの)
ただ、後部のファンなどには通風のためにスペースが必要で
水槽台下の収納スペースなど密閉された空間には
設置しないようにという注意書きさえあるほど。
更にクールタワーの特徴を見つけるために
主にクールボックスCX-60との比較に絞った方が得策ですね、
まずは消費電力について、
- テトラクールボックスCX-60 785円/月
- テトラクールタワーCR-3 981円/月
その差は約196円、…あんまり変わらない。
更に年間ずっとかかるわけでは無いので
消費電気料金が選択の基準になる事は無いと思われます。
お次は「適合循環水量」、これはその範囲の循環水量であれば
水冷効果が得られる範囲を示しています。
- テトラクールボックスCX-60 約100~600L/時
- テトラクールタワーCR-3 約50~750L/時
CX-60より水量が少なくても多くてもOKなCR-3に軍配。
(馬鹿正直に推奨フィルターのEXユーロ75と連結する素直な感じの写真)
お次は「適合ホース口径」。
ご存知のように一般的な外部フィルターや
水槽用ポンプには内径12mmのものが多いです。
8mmというのはテトラが8mmの外部フィルターを販売していて、
それにアジャストするためという匂いがしてきます。
付属品として異径ジョイントを入れてはいますが
水を長期的に循環させるワケなので、色々くっつけるよりも
シンプルに12mmにしといてよ、というのが本音でした。
その点クールタワーは内径12mm口径をデフォルトにしたことで
やっと価格差の利点を活かせる商品になったと思います。
ウーパールーパーは熱帯の生き物ではないので
夏の水温は20~25度前後が最適です。
テトラクールタワーは内蔵サーモスタットの仕様で
25度を目指しますが若干25度以下になる傾向があります。
20度以下に冷やすことはないのでむしろ最適の水温になるのです。
水量はあった方がいいけど、水深が必要ではないウーパールーパー、
もしかしたら水量を60cmノーマルでもハーフくらいにしてる方もいるはず
そんな場合には「60cm水槽」という固定概念はおいといて、
水量で考えたらCX-30でも事足りるかもしれません..
稼働音もかなり静か(個人的な見解)。
どう考えてもエアレーションの方がよっぽどうるさいです。
他のクーラーと比べても本当に動いてるのかが心配で
むしろ耳を近付けたり触って微振動を確かめたりしてます。
(GXC-201Xと同時に購入してみて稼動音の違いを確認してみました。)
北国や井戸水が使えるかたはいざ知らず。
日本の夏はウーパールーパーに厳しいですので
梅雨明け前の事前準備をお忘れなく!