ブライン卒業、門出の餌
- date :2010.03.09
- writer :syogun
- pv :21206
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ブラインから卒業したあたりのウーパールーパーに
幾つかの餌をあげてみました。

食いつきや成長は固体差があり、
テスト結果と言えど対象はうちの子に限ってますので
あくまで主観です、ご了承をば。。
餌の切り替えは、餌をより大きくすることで効率を高め、
また管理の楽な餌(冷凍や固形)に移行するのが目的です。
一応はウーパールーパー向けの固形餌を食べた時点でゴールですが
色々な餌を食べれる子の方が強く育つと言われてます。
強制的に食べるまで与えない切り替えも効果的ですが
ウパに無理のない範囲で行えるのに越したことはありません。
今いる子達は6.1cmを筆頭に一番小さい子で1cm、
与えてみたのは下記のメニュー(星採点)です。
- ブラインシュリンプ ★★☆
- 冷凍ベビーブライン ★☆☆
- プランクトン(計測不可)
- イトメ(イトミミズ) ★★☆
- 冷凍アカムシ ★★★
- 活きアカムシ ☆☆☆
- ウーパールーパーの餌(人工餌) ★★☆
ブラインはとても優れた餌です。
孵化後のブラインは程よい大きさ、あの動きで食欲を誘い、
栄養価としても文句のつけようが無く、
たったの24時間で好きな量を準備できます。
ウパが摂食する初めての餌としてこれ以上はないでしょう!
今回の趣旨はブラインを卒業したウパが対象ですが
他の餌を食べる卒業後のウパもブラインには良く反応してくれました。
(これだよ、これ!とばかりにピョンピョン喜ぶ稚ウパ達。)
大きめの6cmの子にもブラインをしつこく与えてみましたが
ちゃんと反応して食べてくれました^^
ウパジャンプも軽めに風格あるブラインの食べ方。
切り替えがうまくいかない子がいたとしても
(量は必要ですが)ブラインは食べれるので、
栄養失調にはならずにすみそうですが
ブラインでお腹いっぱいにするには結構な量必要です。
赤ちゃん用のミルクを大量に飲んで飢えを忍ぶ小学5年生
といったイメージが近いでしょうか…
ちなみに20cm越えの成体に向かってブラインを放出しても
ピクリとも反応してくれませんでした^^。
(反応したとしてもエラをファサ―とする程度^^)
どの程度の大きさまで反応してくれるかは不明です..
冷凍ベビーブラインは稚魚向けの餌なのでかなり小分け。
活きたブラインとは違い、何だかおいしそうな香りがしますw
冷凍なので冷凍できるだけのスペースと、
解凍できる時間があればOKで、24時間の孵化時間は不要です。
冷凍ブラインには大きく育ったブラインもありますが稚ウパ
小さめのベビーブラインがあります。
ミィさんが紹介してくださった記事「袋を良~く見よう。」で
成体のブラインについて勉強させていただきました^^
残念ながら上手い事解凍できたとても動いてはくれないので
動きに反応する子にはハードルが高いかもしれません。
イトメは少量入れておくと勝手にイトメボールを作ります。
丸まるとソコソコ大きいものになるので、
ちょうど口元にジャストの高さになりますが
モゾモゾ動くイトメボールを餌だと気付き
かじってくれるまで結構時間がかかります。

あまり大きいボールだと中心の方のイトメが死んでしまいますが、
小さめの状態で水温も低く、容存酸素もあればかなり維持できます。
それでも1日1回は回収して崩してゴミを取り除いてきますが、
調子がいいと3週間ほどキープすることもできます。
とても使い勝手がよく、よく動くので反応もよく、栄養もある餌ですが、
イトメを含めた活き餌の危険性についてひとさんが紹介されてます。
「はく と みる」とても勉強になる内容なので
ぜひご覧になってくださいm(_ _)m
イトメの持ち込む寄生虫・細菌の予防については
- 安心して扱えるショップから購入する
- 投入する前に念入りに洗う
- 寄生虫の駆除にはトロピカルN
- 細菌性の病気にはパラザンD
- 壊死したイトメはすぐに取り除く
といった方法もありますが、相手はデリケートな稚ウパなので、
トリートメントの薬浴をさせてまで給餌するのは逆に怖いともいえます。
その場合にはイトメをはじめ活餌はチョイスしない方がいいです^^;
その点では活餌の栄養と安全を享受できる冷凍アカムシ(殺菌済み)。
冷凍ベビーブライン同様に冷凍庫のスペースと解凍時間があれば
お手軽に用意できて、ウパも移行しやすい良い餌です。
冷凍アカムシは冷凍で固まったブロック状のアカムシを
少量の水に浮かべて溶かしながらウーパールーパーに与えます。
1日2回の給餌なら1回はブラインをあげて、
もう1回は冷凍赤虫を小さく切って与えるのはいかがでしょうか。
食べごたえも栄養もあり、この時期からグンと成長が高まります。
(動画では中心の子が咥えており、右横から咥えた子がインしてきます。)
動画のように下に落とすよりも鼻先に垂らす方がよく食べてくれます。
稚ウパに対してピンセットで給餌できるのは稚ウパ飼育の醍醐味^^
活アカムシは冷凍されてる赤虫に比べるとかなに肉厚で、
食べにくくするためかクルンと丸まるので扱い憎いです。
また、体を固定するため先端に爪を持っているので
時にウパに爪を立てて体にくっつこうとしたりと厄介な活餌です。

また釣り具店で売られてる赤虫は釣りを前提にしたものなので
餌用と異なりどんな飼育をされてきたか分かりません。
冷凍赤虫も卒業できる頃には人工餌の季節です。
当たり前ですがこの餌の場合は動きが無いので
底に落ちてる餌を勝手に食べてくれるまでは結構大変です。

ずっと底置いておくと水質の悪化につながるので、
もし食べなかったら捨てなくていけなくなるので
ピンセットの先に摘まんでプルプルと震わせながら
ウーパールーパーの口元に近づける作業が必要になります。
大変な給餌になりますが、お腹を空かした稚ウパ達が
水槽の外にいる大きな生き物がピンセットの先にご飯をくっつけてやってくる。
と、理解してくれて給餌タイムに上目使いで反応してくれると悶えます^^
人工餌にすんなり入った子でも、何かの拍子で拒食症になることも。
焦らず冷凍赤虫やイトメ、時にはブラインにまで戻してみて
そんな子でもきちんと食べられる食事を探ることができれば
元気なお食事タイムを見る事ができるのではないでしょうか(^0^ノ