水槽フタにオーダー透明塩ビ板
- date :2011.12.14
- writer :syogun
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水槽の蓋としてはガラス板が一般的なのですが、
重さや扱いにくさがどうも嫌で、私は透明な塩ビ板を使っています。
塩ビ板は安く、軽く、加工もしやすいです。
加工しやすいという事は素材自体がとても軟らかいということで、
表面に傷が付きやすいのがデメリットとして挙げられます。
こちらの写真は使用開始から2年ほど経過した塩ビ板です、
端の塩ビ板はピタッと覆っているため、餌やメンテナンスの度に動かしていたり、
そもそも私の雑な性格もあり、上に色々と物を乗せてしまっていたり、
汚れても濡れても特に何をするでなくそのままにしています。
表面についたうっすらと白くボケているものは傷で、
小さくても沢山付いてしまっているので見てわかる透明度の悪さです。
拭いて取れるようなものでも無いので、
透明度キラーン!にするには買い替えが必要になります。
塩ビ板が頑張ってもガラスに勝てないのはこの「硬さ」ではないでしょうか、
傷が付きにくく、水にぬれても汚れても拭けばきれいになるのは
透明なくせに素材自体がとても堅いからです。
私の場合、水槽の上からのぞく事は無く、多くは横から見ているので
水槽蓋の透明度はほぼ関係なく、あるとすれば撮影時に使うライトの灯りです。
この場合だと多少ぼやけた方が光が分散されるためむしろ効果的に働きます。
水槽からの飛び出しを防止するためにも蓋は活躍します、
魚によっては飛び上がる力が強くガラス蓋でさえも動かしてしまうほどで
テープなどで貼っている方もいるかもしれません。
ウーパールーパーの場合、幼生の頃に小さい容器に入れていた際
頻繁に発生していたのですが普通の水槽飼育の場合は経験がありません。
それに塩ビ板もガラスに比べれば軽いですが、
それなりに重みはありますので多少の効果はあるのかと。
あと、あの地震の際にもこの塩ビ水槽蓋を使っており、
波打った水槽の水に押し上げられ下に落ちていたり、
ズレて水槽の中に落ちてしまっていたりしました。
既にガラス蓋を使って無かったので被害の違いはわかりませんが、
水槽が高い位置にあったので蓋が落ちて割れるような被害はありませんでした。
というか、もしかしたら重みのあるガラス蓋なら揺れる水の勢いも
しっかりと抑え込んで漏水自体を防げていたかもしれません。。
購入の際に加工をお願いできるのはどの素材も同じようなものですが、
他の素材に比べて加工料の安さも塩ビ板の特徴です。
上の写真のような角自体を切り取り更に丸くするような加工も
他の素材に比べて比較的安くできます。
簡単な加工工具でも結構十分に仕上がるのも嬉しい点です。
下の写真は自分で空けた穴ですが造作もなくきれいに空けられました。
軟らかい為に大きくしなり、たゆむ素材でもあります。
大きな水槽で大きく1枚で蓋を作ろうとして
更に引っ掛かる部分が少ししかないと使いにくいかもしれません。
(そのような使い方をしていないのでわかりません..)
オススメは2mm厚程度の塩ビ板を数枚並べて敷いておき、
たゆみを利用して並び合う片方を押し、片方に指を掛けて引き、ずらします。
「たゆむ」ということはつまり「しなやか」なという事なので
ガラス蓋には無い使い方をできるのも面白いです。
水槽内の水も蒸発しやすい乾燥しやすい季節です、
たまには水槽の蓋に注目してみてもいいのではないでしょうか^^