水槽周りの火事に注意
- date :2010.11.18
- writer :syogun
- pv :11002
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気温もぐっと下がって乾燥する季節になってきましたね、
この時期に怖いのは火事ですが水槽も無関係ではありません、
(火って何?おいしいのそれ…)
トラッキング対策は水槽のメンテに加えて欲しい一項目、
もちろん費用も面倒な作業も必要ありませんです。
ご存知の方には不要な説明ですが..
トラッキング火災とは漏電の一種、別名コンセント火災とも呼ばれ
コンセントとプラグの周辺や隙間にホコリが溜まり、
湿気などで水分が含まれる事で電気の道ができてしまい、
放電が起こる事で熱を帯び、絶縁体が溶けるなど劣化し、
そこを出火原因として火事になる恐ろしいトラブルです。
全国だと年間1600件程度の火災が
このトラッキングを原因に起きてしまっているそうで
20件のうち1件の割合で危険な状態のコンセントがあるとの事。
このトラッキング現象が起こりやすい場所の3要素として
1.湿気が多く水滴がかかりやすい場所
2.家具等の裏側のコンセントにプラグを差し込んだままのところ
3.エアコンなどの使用によって結露の生じやすい場所の
コンセントにプラグが差し込まれているところ
これってまさに水槽を設置している周辺では無いですか?
コンセントは1本の水槽維持のために結構なプラグ数、
しかも常時稼働のため接続したままが長期間続き、
ファンやクーラーなどで送風されることでほこりも循環している。
水槽からの気化による湿度や稀に水面から水が飛ぶなど..
wikipedia内「漏電」のトラッキングにも
2000年代には東京都でペットとして飼育していた観賞魚が暴れた際に
コンセントに水が掛かり火災になった事例も報じられている。
と紹介されています。
全国消防長会のサイト(掲載終了)でも
鑑賞魚用水槽の電源プラグ トラッキングとして
写真も交えて紹介されていて見るだけでゾッとします。。
水槽にはたくさんの水があるんだし、湿度も保てるし。
火事にはなりにくそうだし、もしなっても防止効果がありそう、
なんてこと全くないんですね…。
このトラッキング現象を防ぐには
何にもまして「時々抜いてきれいにする」に限ります。
もしよければいい機会なので今モニタからちょっと離れて
アクア関連のプラグを一瞬抜いて乾いた布巾でササッと^^
これだけで大きなリスクヘッジに繋がります。
結露や水はねなどがありそうな場所にコンセントがあるなら
水槽の場所を移動したり、水槽にフタを使ったり…。
こちらは今すぐでなくても次回の立ち上げの際に、
頭のすみっこの方に置いておいていただければ^^
話がちょっとそれますが、
長時間連続して使用するアクア関係のタコ足配線は
最高容量の1/3程度が良いとされています。
15A(1500W相当)のコンセントなら、
合計5A(500W)以内に抑えるのがいいという事ですね。
それと電源のコードは踏んだり、捻ったり、束ねたり…、
圧力の加わる様な状態で利用するのもNGです。
熱が加わる部分に接地するのも気を付けてくださいね、
寒くなると水温の心配などは要らなくなりますし
普段気の回らない所にもぜひちょっとした気遣いを^^
参考・引用
- wikipedia 漏電
- All About 住宅のトラッキング火災を予防する方法
- イーグル電気設備(掲載終了)
- 株式会社タイチ(掲載終了)