異変の察知は日頃のチェックから
- date :2011.4.19
- writer :syogun
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ウパ水槽の状態が安定してきたとしても
何もしない放置状態で良いわけではなく、
また惰性で何となく見ればいいというわけでもありません。
異変を見つけるには「いつもの状態」を知るところから始めましょう。

ベテランの凄さは見て分かるということ
初めて飼う時はどの状態も新鮮で新しく、
もしかしたら変化にさえ気付かない事もあり
その先に何が待ってるかも分からないので
見るべき変化も見過ごしてしまう事があります。
逆に驚きの変化をして焦ってみても
すんなり元に戻っていってしまい、
飼い主が必要以上に疲弊することも…
でもそういった取り越し苦労や徒労は無駄にはなりません。
そういった経験を繰り返していくことで
小さな変化を見つける力が身に付いていきます。
ベテランさんの知識はそんな苦労の数だけあり、
小さな変化を見て予防をしたり、
対策の準備をより早く始める事が出来ます。
チェックはきちんと重ねていくと
「無意識にしてしまうもの」になっていきます。
そう手間な事ではありませんのでぜひ続けてみてください。
餌に関するチェック
- 餌を食べているか
- 食べ残しは無いか
餌は両生類本来の捕食サイクルを考えると
毎日与えない方が良いとされていますので
チェックも毎日するものではありません^^
餌をあげた際にどう食べているかは
体調や変化のバロメータでもあります。
糞に関するチェック
- 糞はしているか
- どんな糞か
糞の状態や頻度も体調のバロメータです。
水槽内のろ過バクテリアの働きを見れたりと
水槽環境も知ることのできるチェック項目です。
もちろん糞の成分分析までは不要ですが
とても多くの事を雄弁に語ってくれます。
動きや様子のチェック
- 生きているか
- 暴れていないか
- 体の色に変化は無いか
- 餌を与えすぎて太りすぎていないか
動いているかのチェックです。
全く動かずひっくり返っていたり、
終始暴れまわっていたら明らかに問題です。
外鰓を動かすスピードが妙に早かったり
しきりに水面に上がったり、餌くれアピールをしたり。
ウパからのサインをキャッチしてください。
混泳時のチェック
- 手足や鰓に欠損は無いか
- 接触時の動き
チェックの中でもとりわけ気を使う混泳時、
混泳開始後はもちろんですが、
しばらくしてから急に噛みつくウパもいます。

せめて、近づいて触れてもウパ同士が驚いたりせずに
お互い気にならなくなるのを目指しましょう^^
水槽環境のチェック
- 水温に異常は無いか
- コケが発生してないか
- ミズミミズが大量発生してないか
水温の変化が記録できるタイプなら
高低差が大きく乱高下していないかなど
現状の水温以外も見れると尚いいかも。
コケが発生してるならコケのタイプや
ミズミミズが異常発生しているなら
餌頻度やろ過などの環境の見直しをするといいです。
ただミズミミズがいる→不潔!悪影響!ではないです、
バロメーターを見るのになかなか使える生き物ですので
焦ってリセット!などの強硬手段はお控えください^^
設備や周囲のチェック
- フィルターは動いているか
- 臭いはないか
- 音に変化は無いか
フィルターは音がしても中で詰まって
力が弱まって吐出量が減っている場合があります。
外部フィルターをつなぐホースの継ぎ目からも
微量の水漏れが発生しているなど周囲にも目を配ってください。
臭いは色々な理由が重なっている場合があり
正常に稼働している水槽は臭いはあまり感じません。
もし発生している場合には原因を探って改善です!
音もエアレーションやフィルターの動作音の変化や、
今までと違う要因が発生すると聞こえてくる場合があるので
「いつもの音」を耳で記憶するのもとても大切です。
ほかにも色々と
チェックした方がいい事は他にも色々とあります。
今回挙げたものも負担が無いなら毎日でもいいですし
項目によっては2日おきでも3日おきでもいいものもあります。
餌の消費期限などはカレンダーに書き込んでおくのもいいですし
フィルターのパッキンやフィルター、ポンプパーツの交換は
毎年、毎月あるご自身のイベントと関連して忘れないようにする。
というのもいいかもしれません。
完全に忘れてしまうのが一番致命的なので
ぜひ負担の無い範囲でチェックできるペースを作ってみてください。
どうしても忘れてしまいそうなら自分なりのリストを作って
新たにチェックしたい項目があれば
オリジナルチェックリストを追加してください。