ウーパールーパーの致死水温
- date :2010.06.16
- writer :syogun
- pv :41959
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一時的で急激な水温上昇を原因として
ウーパールーパーが死に至りました。
諸条件が重なっての事ですが完全な不手際です、
猛烈に反省をしつつ再発を防ぐ意味で
致死水温について備忘録の意味も込めて。
フローリングの張替えとワックスに伴って
水槽の完全リセットをかけたのですが、
その際に大半のウパを風通しの良い部屋へ移動。
正午過ぎに移動先の水温をチェックして24度、
前日まで水をはっての水温差チェックでは
この部屋での初夏の暑さでも最高水温は26度どまり。
これ以上は上がらないと判断していましたが
西日が直接当ることをすっかり忘れていました。
諸々の作業やセッティングをしつつ
4時間後にウーパールーパーの様子を見ると猛烈な西日、
特に黒い敷板の上に置いたケースが異様に熱い状態。
至急水温計を差し込むとグングン上がり35度に、
急激な水温差での負担を抑えるために、
まず冷たい水を張り浮かべてからケース全体に送風。
高水温から容存酸素も減っていると想定できるので
水温を少し下げてからじっくり部分換水を行い、
焦る気持ちを抑え1時間ほどかけて6度ほど水温をさげ、
ひとまずは29℃までもどしました。
黒い敷板とは違う半透明の敷板の上においたケースは32度、
こちらは送風せずに部分換水を行って少しずつ水温を下げ、
更に2時間ほどで両方とも26℃程まで下げました。
最高温になってしまった水温35℃のケースは全て稚ウパ。
どれも8~10cmまで成長してかなり安定していた子ですが
この時点で既に死んでしまっている稚ウパが2匹、
明らかに調子を崩し、弱ってしまっている稚ウパは6匹を確認。
翌日の確認時点で調子を崩していたウパが2匹死に、
更に翌々日になって1匹が死にました。
状態の悪かった残りのウパは経過を見る必要はありますが
餌も食べ排泄もしてどうにか無事復活してくれたようです。
今回の事で5匹のウパ(8~10cm)が犠牲になりました、
彼らのいたケースの水温は35℃以上。
同じく35℃でも無事復活したウパもいますので
この水温がイコール致死水温とはなりませんが、
今回の5匹が耐えられない水温(もしくは急な変化)であったのは事実。
大人のウパであれば恒常的でなく一時的であれば
30度前後でもどうにか過ごすこともできます。
この時にも水量の確保できる水槽だったので急激な水温変化は避けつつも
30度程度までは上がっていましたが目に見えるダメージはありません。
数時間で急激に水温の上がる季節が近づいています。
このような失敗はされないと思いますが
皆様もどうかお気を付け下さいm(_ _;)m
※表皮が剥がれるなど痛ましい姿のため撮影は控えました。
写真はぷかぷか病の治療で引き取り中の子の写真です。