ウーパールーパーの撮影
- date :2010.02.17
- writer :syogun
- pv :07026
- HOME
- ウーパールーパートピックス
- ウーパールーパーの撮影
水槽内の撮影についてお問い合わせをいただきました^^
以前にもいただいていたご質問なのでエントリーテーマにしときます。
照明、撮影の角度、カメラとレンズ、レタッチの4段階でご説明しています。
こんなでもお役にたてれば幸いです^^
(もしプロの方がいらっしゃれば教えてください!)
照明
まず明るさについてですがウーパールーパーは
リューシやアルビノなどの白い子と、マーブルやブラックなどの黒い子がいるので
実は被写体としてかなり難しい部類です^^
色の異なる2匹の場合、白い子の色が飛んでしまったり
黒い子が暗くて見えなくなってしまったり..
微妙に強さ変えるほど高性能な照明を用意するよりも..
弱めのライトを複数用意するといい感じです。
複数の方向から当てる事で陰影が柔らかく輪郭もきれいになります。
下からあてるレフ板のように広い面積で照らすと劇的に変わります。
それと、撮影する自分が水槽に写り込んでしまう場合がありますよね、
これをさせない為に手っ取り早いのは
「部屋を暗く」して、「水槽内を明るく」することです。
部屋の方が明るいと暗い水槽側面に映るために起こるので
実は結構シンプルな方法で抑える事が出来ます^^
この際に明るさの差異をつけたらカメラが水槽の照明内に
入らないように気をつけてください。
レイアウトやバックスクリーンなどの状態にもよりますが、
手前に照明を配置して奥を暗くすると
水槽内に奥行きが生まれると聞いたことがありますが、
私の場合は強めのライトなので白飛びが激しくなってしまうので
中心か、やや奥に配置しています。
カメラを固定してライトの位置をいろいろ動かして撮影して
照明のベスポジを見つけてみてください^^!
それと大変稀なことですが、ブラックのウーパールーパーが
水槽前面にペッたり体をくっつけている場合には
その黒い部分に写り込んでしまう場合があります^^;
そんな時には水槽から更に1歩離れるか、
正面からではなく少し横に逸れて角度をつけて撮影してください。
撮影の角度
写り込み防止のために、いつも少し横から斜めに撮ればいいのに…
と思われる方もいるかもしれません;。
実は多少の角度であれば全然大丈夫なのですが、
30度くらい傾けたあたりから水槽の厚みによって
水槽内が歪んでしまうのが目立ちはじめます。。
これは水槽の厚みを通る距離が異なるために起こる現象です。
上から下に向けたり、下から見上げるなどの縦の角度も
なるべくはカメラ自体の高さで角度が付かないように調整していただけると、
きれいに撮影することができます。
カメラ(レンズ)
カメラの種類は撮影が出来さえすれば問題ありません^^
携帯カメラも驚くほど高解像度のものも出ていますし
コンパクトデジカメでもかなり頭のいいデジタルズームもあります。
コツはお使いのカメラに合った被写体との距離を知っておくことです。
高機能のカメラなら汎用性が高く色々撮影できますが
距離や角度が限定される場合にはカメラ自体を動かして調整します。
あれば嬉しい程度ですが、水槽という小さな世界を撮影するので
マクロ撮影ができる機能やレンズがあるととてもいい感じです。
私が撮影に使ってるのはニコンさんのD40です。
どうにか一眼レフに含まれますが末弟も末弟、
ビギナー向けのエントリーモデルです。
カメラの性能は最新のコンパクトデジカメに劣る点も多く、
軽さでいえば一眼の中でもコンパクトな最軽クラスですが
コンパクトデジカメに比べると重いのは否めません。
このどっちつかずのスペックのためカメラに詳しい方には
「サブとしてなら悪くない」とグサりと言われましたが..
そんな贅沢はできる身分ではないためもちろんメインです^^
レンズはレンズセットで付いてくる標準レンズ
「AF-S DX 18-55mm F3.5-5.6G II」を使ってます。
変な数字やら英語がくっついて意味不明ですよね^^、
被写体からの距離やオートフォーカスなどを表してますが
ざっくり言うと「普通のモノを撮るにはちょうど良い」という意味です。
ピントを合わせる能力の強いのは一眼レフのAFよりも
最新のコンパクトデジカメの方が強いかもしれません、
ただAF/MFを都度切り替えられる点と、MFの使い勝手は
一眼レフのメリットではないでしょうか^^
被写体以外がボケさせる感触はとても気に入ってます。
残念な点は高機能化した後継機D3000が一眼の動画撮影も付いて
私が購入した時よりはるかにリーズナブルになってる点です。
これは精神的なショックが強いです(TーT
レタッチ
撮影した写真はPhotoshop(でなくてもOK!PictBearとか)で補正します。
画像のリサイズはもちろん、明度や彩度の補正などなど..
WEBで使われる写真なのであまりシビアな補正は必要ありません。
むしろ表現色の微妙な違いが大切なので色を変えるのはNG!
全体のレベル補正や諧調を調整して拡大して使うなら簡単なノイズ除去、
シャープはかけすぎるとエッジが崩れるのでご注意を^^
レタッチは前提にせず撮影素材をそのまま活かした方が断然よいです^^
あくまで味調整の塩のひとふり程度の認識がいいと思います。
ウォーターマークなどで著作表示を入れるのもおすすめします。
レタッチ部分は結構されてるようでしたので情報薄いですが、
明りと角度に注意していただければ結構変わりますよ^^
ほかにも水槽内の撮影のコツあるよ~という方!
どうぞ教えてください!よろしくお願いしますm(_ _)m
書いてて思ったのは..
「そんなことよりシャッターチャンスに出会う方が重要(@@!」
ウパのアクビ写真をたくさん撮りたい。。