ブラック夫妻、お産奮闘記
- date :2010.02.08
- writer :syogun
- pv :09565
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ブラックとブラックの夫妻が繁殖行動を経て
どうにかこうにか産卵に至りました^^
今回産卵をしてくれたのはうちの子の中でも
とりわけ目がクリクリとしたブラック。
しばらく落ち着きのない行動を繰り返した後に
産卵がはじまったのでベアタンクにグリーンプランツ、
水温と水質を近づけておいた分娩室に移動しました。
移動直後はキョロキョロと歩き回ってます。
安全を確かめて産卵に踏み切ったのだから
どう考えても産気づいた環境のままの方がいいのですが..
卵の回収の手間軽減のため..ごめんね。。
水槽底面に産み付けた卵はスクレーパーですくい、
グリーンプランツは持ち上げて指で取っていきます。
葉っぱを引っ張っても取れないのもメリット、
取りにくい水中を漂ってしまった卵は
大きめのネットでがっつりすくいます。
そんな仮設の分娩室での産卵は
お決まりのポージングのようです。
上に登りながら後ろ足でグリーンプランツをキャッチ、
推進力を失ってゆっくり落ちてしまう..
どうやらわざととってるポーズでは無くて
否応なくこのポーズになってしまっている模様です。
体をうねらせて産卵するのでできれば後ろ足だけでなく
前足も安定させてあげたいのですが、そこは既製品の人工物..。
やはり本来の水草で産卵させてあげた方がいいんですね。
生殖孔がきれいに撮れました、
便秘の時の膨らみとは違い、開いてはいますが
赤く腫れあがってはいませんでした。
卵とゼリーコートを押して接着していくように固定します。
そうこうして生まれた卵には白い部分と黒い部分が見えます、
これは動物極と植物極という卵のもつ特性のひとつで、
sakuranbo*ibuさんの「ふぅ産卵!」(おめでとうございます^^!)
http://sakuranboibu.blog58.fc2.com/blog-entry-267.html
で、桜ママさんが生まれる色について紹介されています(必見!)
寝たり外出したりで明確な時間は分かりませんが
数時間かけて産卵が終了した模様。ごくろうさま^^
回収した卵(左)と、旦那さんの所にもどったブラック(右)、
「よく頑張ったね~」と遠い目をしてナデナデしてますw
前回お預かりしたブラック×ブラックはアルビノが約半数、
説によってはブラック×ブラックだとしても、
ブラックが出る確率は1/4という方もいらっしゃいます。
両生類の卵割様式は不等割の全割、
簡単に視認はできないけど卵割の様子も見てみたい..
何匹が無事孵化してくれるかはわかりませんが
もう他の子の産卵も無さそうなので
焦らずじっくり孵化させたいと思います^^