ブラインの「分離」方法について
- date :2010.01.18
- writer :syogun
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うまくブラインを孵化できた後は、浮いた卵の殻と、
沈んだ孵化しなかった卵をと分離をします。

分離をしないと不要物が紛れ込みます、
ブラインの殻は消化が悪く餌にはなりません。
沈殿と走光性(光に向かって進む本能)
を併用しつつ分離を行います。
参考にさせていただいたサイト
「究極? ブラインシュリンプ孵化器の自作」
ただ、ウーパールーパーの場合はブライン給餌がまだ寒い季節であり
温度管理をしたかったため分離方法のみ参考にさせていただきました。
予備弁を設けて同時に数本を並行できるよう配慮もされてるので
おっしゃられているよう「究極」の方法かと思います。
参考にさせていただいて驚いたのは「分離の簡単さ」です。
更に、殻のみは浮き未孵化卵が沈殿し
ブラインのみを抽出できる「分離の精度の高さ」、
壊れたり作り直す必要がある際の「作成の簡単さ」もあります。
プラジョイントをつけた際の数ミリの段差を利用した沈殿物との分離や、
弁を使った流入量のコントロールなどはかなり絶妙です。
サイトで使われていたようなろ過器が見つからないため
ブラインを濾す際に不織布を利用していますが、
100円ショップで55枚入りのだし取りパックの袋を
両端を1回づつ使うので1回1円程度でしょうか。
こちらなら洗う必要もないのでこの方法で行くつもりです。

ただライトボックスが用意できていないため
周囲を黒いビニールテープで覆い隠して
下部の隙間から光が入るようにしました。

ですがこの方法だと弁を閉じるタイミングを見誤りやすいので
やはり光源を用意する方法がよいのかもしれません。
また固定されない状態ではバランスが悪いので
ブラインが入った状態で倒してこぼした際にはまさに悪夢。
そのため重心をしっかりとれる素材に移行をしたいので
中の見えるガラス素材で近い形状のものを探してます。
しばらくは孵化と分離の統合よりも
それぞれの精度をどう高めるかを優先させるつもりです。