貯水槽と給水ホース
- date :2010.12.02
- writer :syogun
- pv :08962
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嬉しくもベランダに面した部屋へ強制移動をされたのに伴い、
替水時の往復リレーと塩素除去等の水準備効率化のために
注水に利用するための汲置き用貯水槽を準備してみました。
コストと安全
予算に糸目をつけなければ水道工事をして!
…ができるなら最適な環境が出来るかもしれませんが、
そうそうお金もかけられないのでできるだけ安くシンプルに。。
水道の水圧を利用したり、大量の水を維持するので
パーツや連結部はできるだけしっかりしたものを使います。
(水槽周りが水浸しになってしまう事故はどうしても避けたい)
実際に貯水槽をご利用になられている方であっても
何がどーなってるんだか分からんかもしれません。
私の説明スキルが特に弱い点をどうかご容赦くださいm(_ _;)m
貯水槽と外部をつなぐのは1本のみ
貯水槽への注水は水道の水圧を使えばあまり難無く出来そうですなイメージですが
貯水槽からの給水(飼育水槽への注水)が何を動力にしようかと頭を悩ませます。
普通に考えれば貯水槽は上部に置くので
重力で落ちてくるので呼び水さえできれば自然に水が落ちて来てくれます。
ではこの呼び水をどーするか?
当初はずっと使って無かったポンプを設置して
貯水槽の壁を乗り越えてもらおうかな~とも思いましたが…
(2本ver、ポンプ君は初回以降出番無し)
ホースに付けた通水止水のコック位置にもよりますが
一度注水をすれば2度目以降は不要になってしまいます。
また、注水用のホースを常設した場合においても、
(これも通水止水のコック位置にもよりますが)
こちらのホース内にも水が溜まっている状態が維持されているので
2本ともホース内に常に水が満ちている状態でした。
つまりは貯水槽への注水で満ちたホース内の水を
給水での呼び水として利用することができるので
通水口はシンプルに2本を1本へ統合した方が無駄を省けました。
中間にスリムホースを使う
貯水槽から水槽へ注水の通水をする際には、
ホース内にきちんと呼び水が満ちている必要があるのですが、
この時にホースが太いと水量と共に重量が嵩んでしまい、
その分接続部にかかる負担がとても大きくなってしまいます。
この際にスリムホースであればホース内に水が溜まっていたとしても
水量がかなり抑えられるためホース重量が
飛躍的に軽くなり、接続部にかかる負担も減ります。
わざわざ異径ジョイントを使うのは面倒ですが
リスクは結構抑えられると思います。
スリムホースにした際には上水道を通水する際には
通常の大きさのホース以上に水圧が高まりますので
耐圧ホースと接続部分のホースバンドは忘れずに!
「見てみろこの慌て振りを、怖いのだ怖くて堪らずにおおいかくしたのだ…」
などと、AKIRAの大佐の言葉を頭に浮かべながら閉めあげましたw
水道水の水圧をなめると痛い目にあいます^^;
コック付きの回転ホースジョイント
通水と止水を行えるパーツは上水道蛇口や塩ビのボールバルブなど色々ありますが
上水道の水圧を手元で止水できるパーツは比較的高く、
ペコペコなプラスチックの安いものに手を出して水漏れするのも怖いです。
ガーデンホース用のジョイントであれば
1000円程度のクセに上水道の止水注水を制御できる優れモノ、
更にねじれを防止できる回転機能もついてる素敵アイテム。
(写真左へベランダに置くホースリール、右がコック付回転ホースジョイント)
貯水槽側にコックをもつことで注水時にも給水時にも手元操作ができるので
1つの通水止水パーツだけでOK、いくつも準備する必要がありません。
貯水槽の隠れたメリット
水道から出た水をすぐに塩素除去して替水に使う場合ですと、
夏の暑い時期や冬の寒い時期などの気温差が大きい場合、
屋内の水槽と水道管をさっきまで通ってきた水との水温差がキツく、
いつも通りの替水をしてしまうと過剰なストレスになってしまいます。
また、バケツなどに汲み置いて使われている方も、
屋内で塩素が抜けるのを待つ場合にはバケツでは危険なので、
専用のポリタンクなど密閉できる容器を準備する必要があります。
それなら水槽とホースとスペースで作れる貯水槽の方が楽ちんです^^
問題点と注意点
貯水槽から飼育水槽へ給水する際には給水用のジョイントを使いますが、
給水が終わって手元で止水した後にそのままホースジョイントを取り外すと
給水用のジョイントにたまった水がこぼれてしまいます。
通常は貯水槽の水は使い切れないので
給水用のパイプを貯水槽のはじにひっかけて保管するので、
貯水槽への注水時にジョイントを外す際のみに
給水口の際にキャップを付けたり、バケツの上でジョイントを外すなど
水こぼれに注意を払う程度でいいと思います。
あとホースやパーツには経年劣化もありますので
ジョイント部分を中心に定期交換をお忘れなくです^^
…で、水槽を増やした当初は水槽内の水が安定してくれなかったため
簡単に換水ができる貯水槽がかなりの活躍をしてくれたいたのですが、
その後、新規導入の水槽も安定してきたため恐ろしいほどの出番無し。。
貯水槽底にはクラズミウマさんに教わったミロネクトンが鎮座しているので、
今頃はきっと手をスベスベにする成分が必要以上に溶け出していると思います^^
また、塩素の抜けた状態の水は、水道水に含まれるケイ素を餌にする
腐敗菌が繁殖し比較的短期間で腐ってしまうとのご指摘もあり、
汲み置いた水は早めに使い切るようにお願いします!