環境の広さとウーパールーパーの成長
- date :2010.03.05
- writer :syogun
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敢えてやろうとした実験ではないのですが
一部混泳に切り替えた稚ウパと、個室の稚ウパ。
グンと成長するこの時期だけに
思いのほか面白い結果になってきました。
薬のケースからプリンカップに切り替えるタイミングで
個室継続組はプリンカップ1つに1匹づつ、
混泳に切り替えた子は60cm水槽に30匹ほどです。
ちなみに全員与えた食事はブラインのみです。
2組に分けてから1週間になりますが、
そのわずかな期間でもすでに目に見えるくらいに
成長の違いが出はじめました。
(分ける直前の大きさを計測していなかったのが残念..)
上段、左の子が60cm環境リューシで一番大きい23mm、
その右の中央が60cm環境リューシで一番小さい18mm、
色が曖昧な子もいますが60cm環境リューシ13匹平均が21mm。
上段右はプリンカップ飼育で最大のリューシ16mm、平均は15mm。
下段、左の子が60cm環境マーブルor黒で一番大きい22mm
その右の中央が60cm環境マーブルor黒で一番小さい18mm、
そんな60cm環境マーブルor黒の14匹も平均は20mm。
下段右はプリンカップ飼育で最大のマーブル16mm、こちらも平は15mm。
このあたりの結果を見ると、少なく見積もっても
たった7日で5mm近くの差が出ることが分ります。
飼育環境の広さ恐るべし..。
(上段子たちのアップ)
60cm環境ほどの差異はないのですが、
孵化の時期が10日ほど違うブラックの稚ウパ。
実は左が先に生まれましたが2mm追い抜かれてます。
左が先に生まれたプリンカップ育ちの黒×黒な稚ウパ(ラボ産)で、
右がとある方からいただいた、先記より10日ほど後に孵化した
プラケ育ちの黒×黒稚ウパ「ニモ」くん(命名付き・暫定男子^^)です。
体長の追い抜きは数ミリなので分りにくいですが、
後ろ足の成長具合、長さは結構明らかです。
そんなさなかに鉄魚さんのザリガニ記事、
「オレンジザリガニ」に面白いトピックがありました。
同じ兄弟とは思えないからだの大きさの違いです。
(少し話それてしまいますがこちらの鉄魚さんは
今年でウパ飼育30年というスンゴイ方…^^;)
ザリガニの成長と、ウーパールーパーの成長が
ずばりイコールにはなるというワケではないのですが、
飼育スペースの広さが体の成長スピードに影響を与えるのは
ウーパールーパーでも確かなようです。
また、桜ママさんの「稚ウパ2cmに!!」の記事内にて
同日の孵化、同じ個室環境の2匹でも
ブラインの食べる量の違いからでもかなりの差が出られてます。
つまり成長のスピードは何か一つの要因で変わるものでは無く
餌の摂食量などのウパ自身の性格が出るものや、飼育環境の広さなどの外的要因、
それら幾つかの要因が複合的に働いているのがわかります。
そう考えるとラボで最初に孵化したグループが
プリンカップに切り替えてから急に成長スピードが失速しているのですが、
イトメへのの強制切り替えで食欲が落ちていたのか、
引越ししたのはいいが広さが足りてないのか..。
二つを同時にせずに、一つずつ様子を見て切り替えれば良かったなぁと、
今ではただ後悔するばかりです…。